【その3】希望条件項目別ひとくちアドバイス ”ルームシェア/外国人/高齢者の入居/無職の方の入居/短期入居希望”

ルームシェア

女性の社会人2名位の入居であれば、それぞれの申込と、連帯保証人を2名分きちっと立てれば比較的入居条件としては難しいものではありません。
ただし、男性の社会人2名入居となりますと、いささかオーナーによっては敬遠される場合があります。
まして学生友人同士2名入居となると入居を断られる場合が多いです。
原因としてはやはり、学生2名だと交友関係の出入りが多くなり騒いだりして近隣迷惑になる事が多いのと、学生のたまり場というオーナーの心配事から断られるケースが大半です。
ましてルームシェア3人となると、社会人女性の場合は、確率は低いですが承諾してくれる場合もあります。
男性社会人3名入居は高いハードルとなります。
これはルームシェアの特徴ですが、3人入居となると部屋も3LDKクラスと高額な部屋になります。
その為、個人等の所得や勤務先等にかなりの審査重点を置きます。
同時に、3人入居という関係性というのは意外と長続きせず、多くのケースで1人が1年未満でルームシェアを解消して出ていくケースが多い。そうなると残り2名でその部屋の賃料が払えるのだろうか?というオーナー側の疑問が生じる為です。
なので、男女共に学生3人入居はほぼ駄目だと判断しておいてください。
 

外国人

外国人入居の場合はまず第一に、長期滞在ビザの有効期限があることが最大の条件となります。
不法就労やビザ切れかどうかは必ず入居審査でチェックされる重要ポイントです。
入居条件としては最低限日本語が話せる事と、日本人の連帯保証人及び身元引受人がいる事、そして安定した会社に勤めていることが原則となります。
日本人の連帯保証人がいない場合は保証会社に審査承認が下りる事が条件です。
多くのオーナーさんは日本語が話せない外国人の場合は、何らかのトラブルが発生した際に、言葉が通じない為に対応に困るので断るケースが多いものです。
特にアジア系就労目的外国人の場合は、1人入居と称して複数人数で住んだり、人の出入りもひんぱんで近隣に迷惑をかけてトラブルになるケースが後を絶ちません。
ですので、外国人の場合は国籍と勤務先が審査のポイントになる事が多いです。
 

高齢者の入居

70歳を過ぎた高齢者の単身入居は、ワンルームタイプではかなりの確率で断られます。
ひとつの要因としては、ワンルーム~1DKクラスは比較的若い単身者が中心で入っている事が多いため、入居者バランスを保つ物件が多いからです。
まして高齢者1人入居の場合は、突然病気により倒れられたり、火やガス等の不始末により事故が起こる事を心配するオーナーさんが多いです。
ひとつの入居条件をクリアにする方法は、まず、親族の方がすぐ近くに住んでいて定期的に訪問してくれる事が大前提となります。
オーナー側としては出来れば毎日訪問して様子や面倒を見てくれる事を望むものです。
オーナーとのしっかりした信頼関係が入居のポイントとなります。

保護者的親族がいない場合は、区役所等の地域ケア担当の方が身元引受人になってくれたり、契約や申込の際に同行や介添えをしてくれる条件がつく場合があります。
区役所の担当係と歩調を共にしなければ単身入居は難しいと言えるでしょう。
 

無職の方の入居

賃貸物件というのは、収入のある方が入居の基準となります。ですので、無職や年金暮らし、求職中の方の場合は入居が難しくなります。
貯金や有価証券等の資産がある場合はオーナーによっては入居を承諾してくれる場合もあります。
その場合資産証明を提出して立証して頂く必要があります。
資産等があまり無い方はご本人の契約は出来ません。その場合は職業を持たれている親族の方を契約者にして、別途に連帯保証人を立てて頂いて入居者が本人となる申込となります。
その際の毎月の賃料支払いは契約者の方が支払う事となるので、よくご相談される事をおすすめします。

家賃収入等で生活している方は、職業が「アパート経営」または「ビル等の不動産管理経営」という名目になります。いわゆるオーナーさんですね。
 

短期入居希望

自宅の建て替えや期限付き転勤等により半年間から1年未満の契約希望の場合、短期相談可能物件数は募集物件全体数の5分の1位しかありません。
短期契約型の一時貸し物件は少ないものです。
これはオーナー側が費用をかけてリフォームやリニューアルした物件を、短期間しか借りない方が退室した後、再度ルームクリーニングやリフォーム費用をかけたくないのが最多の理由となるからです。

探される上でのクリアポイントは2つあります。
ひとつは、空き予定の住戸、または空室になってからリフォームする前物件を、「リフォームはしなくていいので、簡単にルームクリー二ングだけでいいから」と言ってオーナーの出費する費用を抑える交渉をする方法です。
もしくはご自身で「クリーニングするから入居させてほしい」と願い出れば比較的承諾してくれるケースはあります。
もうひとつは、現行募集賃料より多少上積みする方法もありますが、現実としては賃料を上積みする方法よりも、リフォーム前の物件の方が確立としては狙い目です。

2~3ヵ月程度の短期賃貸希望は基本的にはほとんどが承諾してもらえません。
不動産賃貸物件は基本が年単位借り方式です。
ウィークリー(週単位)やマンスリー(月単位)の物件探しは専門機関のウィークリーマンション・マンスリーマンションの募集専門会社に問合せをしてください。インターネット等で検索すれば出ております。
通常の不動産会社はウィークリー・マンスリーは取り扱っておりませんので専門機関へお問合せ下さい。