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【その6】希望条件項目別ひとくちアドバイス ”連帯保証人不要システム(保証会社)/契約時の必要書類/不動産の繁忙期(年間バイオリズム)”

連帯保証人不要システム(保証会社)

個人または小規模の法人等で該当する連帯保証人様がいらっしゃらない場合、保証会社に保証委託契約料金を支払って連帯保証人になってもらうシステムがございます。
最近は利用者が多く、保証会社を好んで利用される方は年々増えていますね。
貸主が大手不動産会社を含む多くのマンションのオーナーさんも、個人の保証人ではなく保証会社を利用してください、と呼びかけている所も多くなり、中には保証会社利用必須のマンションも目立って増えて参りました。
保証料金は平均で、契約時賃料+管理費の合計額の50%(半分)です。もっと少ない場合や多い場合もございます。保証会社によっては契約時1ヶ月分を請求する所も少ないですが実在します。
更新は毎年あり、更新料は年単位で10,000円前後が平均ですね。
申込方法は、一般申込書と同時に保証会社の申込書も記入して、管理元付会社に提出して頂きます。
保証人は不要ですが、緊急連絡先に親族または知人を記入する欄があります。必須記入事項ですので覚えておいてください。
申込後、契約者・緊急連絡先にそれぞれ確認の電話がありますので必ず受け答えが必要となります。

申込時の必要書類は本人身分証明書・健康保険証・所得証明書の3点を同時提出して頂くことが多いです。
法人申込の場合は、入居者本人の身分証明書・会社謄本・決算書の3点が後日提出で必要となることが多いです。
必要書類が揃わないと審査開始になりませんので全て早めの提出が必要となります。
保証会社から審査の結果承認を頂いた段階で、オーナー側の審査もほぼ承認と言う事になります。
要するに保証会社が審査落ちした場合は入居審査も通らない、という事です。
保証会社より承認をもらった方は、賃貸の契約時、同時に保証会社の契約も済ませる段取りとなります。
 

契約時の必要書類

個人の方の申込時から契約の際までの必要書類は下記となります。

【申込時】
・身分証明書(運転免許証・パスポート・学生の方は学生証等)
・健康保険証
・所得証明(賃料10万円以上の方が対象)
→源泉徴収票・確定申告書・課税証明他のコピー等のいずれか、または給与明細なら直近3ヵ月分程度

【契約時】
・認印
・入居者全員分の住民票原本
・連帯保証人承諾書
・連帯保証人の印鑑証明書原本

保証人承諾書とは、管理元付会社が連帯保証人様へ電話連絡を入れた後、直接連帯保証人様へ送付する書類の事です。
その書類に連帯保証人様自身が署名・実印の後に印鑑証明書を1通添えて返送して頂く大事な書類です。
なお、貸主が大手不動産会社の場合は連帯保証人様の所得証明も必要となる場合があります。
大手不動産会社が貸主の場合は、承諾書ではなく契約書原本を送付して連帯保証人の欄に署名・実印して頂く場合もあります。

なお、駐車場を一緒に借りる場合は車検証コピーも提出して頂きます。
賃料を銀行口座から自動引落としの場合は、銀行届印・口座番号の判るものが必要です。

法人契約の場合は、申込時に入居者身分証明書・会社案内が必要となります。
審査過程で決算書を提出して頂く場合もあります。
契約時は会社実印・印鑑証明書原本・会社謄本原本・入居者住民票を提出して頂く事になります。
なお、大手企業の法人申込の場合印鑑は認印だけとなる場合があります。
保証人様の必要書類は基本的に個人契約と同じですので参照してください。
 

不動産の繁忙時期(年間バイオリズム)

年間を通して不動産の動きには季節ごとの波があるものです。
月分けで示しておきますので、物件探しの参考にしてください。

1月
正月が明けて15日頃から繁忙期に入ります。
主にワンルームタイプが急激に動き出します。
1月から忙しくなる理由としては、2月~3月の移動期にそなえ、物件の動きが早まる前に賃貸物件を先に押さえようという考えが浸透している為だと思われます。実際の入居希望日は3月頃だけど、先に決めないと無くなるというクチコミが多い為だと思われます。

2月
ワンルームタイプ等の単身用物件の移動時期に突入します。
進学・就職・転勤等、4月の入学・入社に向けて地方から一斉に都内へと探し求める方が殺到する時期です。
特に私立大学の合格発表がある15日くらいが最もピークとなります。
大学等を卒業して退室する部屋と、入学などの入れ替わり時ですので物件数もかなり出回りますが、競争も激化する時です。
同時に転勤等でファミリータイプも動き出します。
不動産市況全体として、一番の繁忙期ですので、オーナー側も賃料を少し高めに設定したりして強気になる時期と言えるでしょう。
家賃交渉はほとんどできません。
新築物件も多く見られます。

3月
不動産全体の繁忙期のピークです。物件も良質物件はほとんどが終了します。
10日頃を過ぎると動きがかなり緩やかになります。
大半の方が3月上旬までに物件を決められる事が多い為です。
新築物件はほとんど終了となります。

4月
4月1日の入社式を終えた頃、繁忙期は終わりを告げます。
余った部屋は値下げ傾向になります。
3月中に部屋を借りられなかった方達が、ビジネスホテルやウィークリーや友人宅に泊まりながら部屋を探しているのが目立つ時期となります。
良質物件はほとんど終了している為、空き予定の良質物件を狙ってゴールデンウィークに引っ越そうという動きが多く見られます。

5月
GWを明けますと、1LDK~2DKクラスの動きが活発になります。
これはジューンブライドの影響で結婚予定の新婚さん達が新居を探す為です。
2LDK以上のクラスや大型クラスはあまり動きません。
ワンルームクラスの動きは緩やかな時期ですので、単身者にとっては探しやすい時期に突入します。
ただしピーク時期を過ぎたばかりですので、物件数はあまり多くありません。

6月
新婚さん達の部屋探しのピーク時期となります。
良質な1LDKクラスは品不足となる時期です。
ワンルームタイプはちらほらと出回ってくる時期です。

7月
新婚さんの部屋探しのピークも終わり、不動産の動きはゆるやかな時期です。
物件全体も出回り始め、賃料も値下げ等をして手頃な物件も多く見られる時期です。物件探しには適している時期と言えます。

8月
バケーションシーズンですので、16日の盆明けまではほとんど物件の動きは止まります。
ところが20日頃を過ぎますといきなり第二期最盛時期に突入します。

9月
10月に向けた後期専門学校の入学や転勤時期に向け、秋の結婚シーズンに備えての物件探し等々、2月~3月の急激な物件の動きまでにはなりませんが不動産市況全体が活発化する月です。
良質物件は結構早く終了します。

10月
上旬頃までは9月の流れを引き継ぎますが、中旬頃からはまた全体的に緩やかな時期に戻ります。

11月
いわゆる不動産のツボという月です。
秋の行楽シーズンも終わり、夏と秋でお金を沢山使った方は11月はじっとしているものです。不動産市況も年間を通して最も暇な月のひとつと言って良いでしょう。

12月
部屋探しに駆け込む方が増える時です。
正月を新居でむかえたい方や、1月~2月のピーク時期に部屋探しをして良質物件に出逢えなかった人たちが、年が明ける前に契約だけを済ませ年明けの入居に向けて動き出したりと、ゆるやかではありますが、不動産市況のピーク時期突入前の前哨戦という、師走恒例の走り込みの時期と言えるでしょうね。
年間を通して賃料交渉の最も多い月とも言えますかね。

【最終回】希望条件項目別ひとくちアドバイス ”のんびり探されている方へ/担当者との信頼関係/売買物件について”

のんびり探されている方へ

よく不動産会社に問合せする方や来店される方たちの中で、
「引越し時期は決めてません。のんびり探してます。良い物があったら決めようかなという感じです。」
と言われる方がたまにいらっしゃいます。
このようなお客様に対して一番対応に困るのが、相談を受けた担当者です。
明確な引越し時期も決まってなく、ただ漠然としていて「良いものがあれば・・・!」と言う部分にだけこだわりがある。

最初は担当者も物件を探し出して、良さそうな物件が出るとご紹介を試みますが、たいてい一方通行の音信不通であったり、連絡が取れたとしても「今週は用事があって忙しいから来週時間が取れたら見に行きます」という方が大半を占めます。
担当者は何組もお客様を抱えている者が多い分だけ、良質物件は急いで探されている方や引越し時期が明確に決まっている方に優先的に紹介していくものです。
不動産市況全体として、良質物件は取り合いとなり比較的すぐ終了していくものです。
良い物件であればある程、2番手、3番手までの申込みはどんどん入ってくるものです。

いつしかのんびり探されているお客様の事も、担当者の記憶の片隅にしまわれて、例え良質物件がこの先出ても紹介しなくなる事が多いものです。
それでは良質物件、いわゆる「良いもの」はいつまで経っても見つけることは出来ません。
本当に漠然と探されているのであれば、インターネットの物件情報等、ご自身で時間の空いた時に探される事をおすすめします。
もしそれで良い物件が偶然見つかれば、それはそれで運命の出逢いがあったと喜ばしい事だと思います。
ただしかなり運と偶然性にかける形となりますので、本当に気長に探し続けるという感じにはなりますが・・・。

アドバイスポイントとしては、良いものがあれば本気で引越ししたい!と思われているのであれば、ある程度引越し時期を決められる事です。
そして相談した担当者に
「良い物があればすぐに連絡をください。なるべく早く物件を見に行きます!」
と伝えてください。
そうすれば担当者も積極的に物件を探し出して、いつしか良質物件に出逢えると思います。
良いものを見つけ出すのに最も大事な事は、担当者とのレスポンスを常にしっかりと取っておく!という事だと思われます。
 

担当者との信頼関係

不動産物件を探すにあたって、出逢う担当者も導きという意味では運命の鍵をにぎる大事な存在です。
担当者を選ぶ事から不動産探しは始めると言っても過言ではありません。
大事な部分は、ご自身の相談内容をどこまで理解して共有できるか?という事です。
お門違いの物件ばかり紹介されたり、横柄な態度だったり、押し付ける担当者は最悪です。
不動産経験年数で担当者を選ぶのではなく、まだ新米で未熟者かも知れないけどあなたの希望ポイントをしっかりと理解して一生懸命探してくれる担当者を選んでください。
思わぬ所から思わぬ幸運の物件は突然舞い込んでくるものです。
だから気の合わない担当者とは付き合わない事です。
気が合わない者からトラブルは来ても幸運は来ません。
繰り返します。
魂の合わない会社と気の合わない担当者からは「トラブルは来ても幸運な出逢いは来ないものです」

不動産会社の社員は繁忙期になりますと、営業マン一人あたり20組以上のお客様を平均で抱えます。
けれど一人ずつ均等に物件を探していたら身体がいくつあっても足りません。
だから急いでいるお客様と、明確な時期や条件があまり厳しくないお客様から優先的にこなしていきます。
物件を紹介したとしても連絡がとれないお客様や決断力のないお客様は、繁忙期はどんどんと紹介が後回しになっていきます。
そこへまた新しいお客様や相談が増えていきますので、いつしか音信不通のようなお客様は相談カードから外していきます。
担当者は賃料の高いお客様だからと言って優先はしません。
たとえ賃料の安いお客様でもレスポンスのしっかり取れるお客様を優先していくものです。
条件が色々あって物件をすぐに決めてくれなそうとか、この人は中々決めないというお客様よりも、ご自身の意思や希望をしっかり持っていて、紹介した物件を「良い!」「悪い!」「イマイチ!」とはっきりと意見を述べてくれる方を優先とするものです。
要するに好みが判りやすいという事です。
そうすれば、次につなげる物件のタイプがより明確に判断できるからです。
アドバイザーが一番苦手とするお客様は、常に音信不通のお客様と、ご自身の意見をはっきりと示さない方です。すなわちどうしようも出来ないという事ですね。

ですので、もし本気で不動産探しをお探しの場合は、担当者と常にレスポンスを取ると言う事が良質物件に巡り合える一番の近道だと思っておいてください。
お客様の他愛のないくだらない連絡だっていいのです。
担当者はそれが励みになります。
たまには「いつも物件を紹介してくれてありがとう」とヨイショでもしてあげてください。
そしたら喜んで一生懸命良質物件を探し続けてくれるものです。
担当者もただの人間です。
 

売買物件について

マンションや土地・戸建・事業用物件等の売買不動産物件を探されている方も多くいらっしゃいます。
ただ、今回売買物件に関する細かいご説明は省略させて頂きました。
売買に関するご説明を書き入れますとかなりの数量になるのと、もうひとつ、売買に関する相談・Q&Aツール等はインターネット等で無数に掲載されておりますので、このページであえてご説明しなくても十分だと判断致しました。
もし売買に関する相談・ご質問等がございましたら、直接ご連絡を頂ければご説明及びご相談をうかがわせて頂きますのでお気軽にご連絡ください。